【動画】<なにわ点描>映画「ブラック・レイン」ロケ地めぐり。「ええとこだっせ」な京橋も
故・高倉健さんが出演し、大阪が舞台ということでも話題となった1989年公開のハリウッド映画「ブラック・レイン」。その舞台のひとつにJR京橋駅付近も登場していたのをご存知だろうか。「ええとこだっせ」のCMでおなじみのレジャービル「グランシャトー」周辺などが登場し、高倉さんやマイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアらが走った。
M・ダグラス、高倉健さん、松田優作さんも登場
故・松田優作さん演じる佐藤のアジトがある場所として登場した京橋。マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシア演じるニック、チャーリー両刑事が強引に大阪府警の捜査についていき、無理からに高倉さん演じる松本警部補も現場へ行く羽目に。JR京橋駅近くのパチンコ店の入ったビルにあるアジトへ入っていくというシーンだった。 走行中のJR大阪環状線の車両が映り、CMでおなじみのグランシャトー付近に多数のパトカーなどが到着。高倉さんらが現場へ向かって走るシーンなどが撮られた。M・ダグラスは京橋ロケの際、日本人のファンが高倉さんにあこがれて接する姿を目の当たりにし「アメリカではブルース・スプリングスティーンの時だけだよ。あんなに尊敬される姿を見られるのは」と驚いていたいたという。 また、ここでは踏み込まれた際、危うく何を逃れた佐藤を演じた松田優作さんも、ヘルメットをかぶってバイクにまたがっているシーンで登場している。
JR京橋駅のすぐ前でも撮影
このほか、DVDでは確認できなかったが、JR京橋駅前の商店街をM・ダグラスとA・ガルシアが歩く写真なども映画紹介サイトなどでは確認できる。先のグランシャトー付近、JR京橋駅前とも25年前と比べたら変わっており、一見「この場所で撮影したんだ」とはわかりにくい。が、現在営業している店の看板をみると、一部は当時から営業している店もある。 それぞれの店の人に話しを聞くと「辞めた先輩から『ここで映画の撮影があってなぁ』という話は何度か聞いたことがあって、すごかったらしいです。僕は映画の時はたぶん小学生やったけど、いろんな番組で紹介されてましたよね」と話す。 別の店の従業員は「高倉さんが亡くなって、ここが出てたということを思い出した。なんかもう一度みてみようかなと思う。だって、京橋をテレビで見るいうたら、あそこ(グランシャトー)のCMがほとんどやし(笑)」などと話していた。 ちなみに、踏み込んだ先、アジトの中のシーンは米国で撮影されたと同作品DVDの副音声解説でリドリー・スコット監督が明かしている。