「スーパーセーブ3回に70Mフィード」鈴木彩艶をパルマ地元紙が絶賛!指揮官が理由を説明
ジェノア戦にフル出場したパルマの日本代表GK鈴木彩艶に対し、地元紙『ガゼッタ・ディ・パルマ』が賛辞を贈った。 鈴木彩艶の価値はいくらまで上昇?日本代表の最新市場価値ランキングTOP20 鈴木の所属するパルマは4日、残留争いのライバルとなるジェノアとホームで対戦。しかし序盤にゲームメーカーのアドリアン・ベルナベをトラブルで失う不運もあり、0-1と敗れた。パルマの地元紙は、深い霧の中で行われた一戦について「パルマは(スタディオ・エンニオ)タルディーニの霧の中、4日午後まで順位表で最下位だったジェノアに倒された。試合終了のホイッスルが鳴ると、パルマファンはホームチームをブーイングで包んだ」などと報じている。 一方で同紙は、敗れながらも好セーブを連発していた鈴木を高く評価している。チーム内最高評価となる「6.5」をつけ、寸評で絶賛。「スーパーセーブを3回見せ、ジェノアの中盤を追い越す70メートルのロングフィードを数多く送り込んだ。パルマのGKは、敗戦を回避するために誰よりも全力を尽くした。あと少しだった……」と綴った。 またイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』も、鈴木をチーム内最高評価の主将DFエンリコ・デル・プラートと並ぶ「6.5」と採点。「彼の対応がなければ、失点はさらに増えていたはずだ」とコメントしている。 なお、パルマの地元紙が賛辞を贈った鈴木のロングフィードについて、ファビオ・ペッキア監督も試合後の記者会見で言及。多用した背景を説明している。 「ベルナベが退いたことでいつものパス回しが展開できず、相手のプレスを1列かわす目的があった。我々は何かを失った一方で、何か別のものを得たと言える。それでもパルマは、自らのプレーを仕掛ける意思を示し、失点はその際のリスクから生まれたものだ」