車いすテニス上地が2冠 柔道広瀬、瀬戸も「金」
パリ・パラリンピック第10日(6日)車いすテニスは女子シングルス決勝で上地結衣(三井住友銀行)が前回大会優勝のディーデ・デフロート(オランダ)を4―6、6―3、6―4で破り、男女を通じ日本勢初のダブルスとの2冠を達成した。男子ダブルスの小田凱人(東海理化)三木拓也(トヨタ自動車)組は決勝で敗れ、銀メダルだった。 柔道は女子57キロ級(弱視)の広瀬順子(SMBC日興証券)と、男子73キロ級(弱視)の瀬戸勇次郎(九星飲料工業)が初の金メダルを獲得した。柔道女子の日本勢の制覇は初。女子70キロ級(弱視)の小川和紗(伊藤忠丸紅鉄鋼)は2大会連続3位。 競泳の男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)は木村敬一(東京ガス)が1分0秒90の大会新記録で2連覇し、50メートル自由形との2冠に輝いた。富田宇宙(EYジャパン)は3位。男子50メートル自由形(運動機能障害S4)の鈴木孝幸(ゴールドウイン)は2位で今大会4個目、通算14個目のメダルとなった。(共同)
上地結衣の話 ダブルスで金メダルを取って(シングルスも)チャンスだと思った。やりきったという気持ち。自分に良くやったと言ってあげたい。(共同)