〔東京株式〕伸び悩む=利食いに抑えられる(14日後場中盤)
(13時43分)日経平均株価は伸び悩んでいる。「3万9000円台に乗せると利食いが出やすい」(国内証券)という。為替相場は引き続き午前中に比べて円安の水準で推移しているが、「引け後の植田和男日銀総裁の記者会見も見る必要があり、このタイミングで上値は追いにくい」(同)ようだ。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比177円58銭高の3万8898円05銭とプラスに転じて始まった。日銀の金融政策決定会合の結果発表を経て為替が円安・ドル高に振れ、株式市場では買いが入っている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比11円45銭安の3万8709円02銭と、小幅下落した。東証株価指数(TOPIX)は7.22ポイント高の2739.00。日銀の金融政策決定会合の結果発表待ちとなり、明確な方向感は出なかった。 16%の銘柄が値下がりし、82%が値上がりした。出来高は12億5513万株、売買代金は3兆0917億円。 業種別株価指数(33業種)は医薬品、輸送用機器などが下落。上昇は海運業、電気・ガス業、卸売業、建設業など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高2億8224万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは続落。 (10時06分)日経平均株価は寄り後に一瞬プラス圏に浮上したが、すぐに値を消すなど、上値が重い。「特別清算指数(SQ)算出に関連した売買でスタートラインが低くなった」(国内証券)上、「日銀の金融政策決定会合の結果発表待ち」(大手証券)となっており、上値を追う動きは出にくいようだ。SQ関連売買などの影響で朝一番のプライム市場の商いは膨らんだが、その後の商いの伸び方は鈍い。 (寄り付き)日経平均株価は前日比132円90銭安の3万8587円57銭と下落して始まった。相場全体の買いにつながる決め手がなく、持ち高調整の売りなどが先行している。