群を抜く品ぞろえ!? 福岡市地下鉄の駅ナカ自販機がアツい!
生搾りジュース、明太子、焼き鳥、ハンカチ――。福岡市地下鉄の「駅ナカ」に、これまでなかった商品を扱う自動販売機が登場して”個性”を競っています。 【画像】駅ナカ自販機のグルメいろいろ
エンタメ感も楽しんで
地下鉄博多駅の博多改札口そばに「ME Group Japan」(さいたま市)が設置した自販機では、生搾りオレンジジュースを購入できます。500円を投入して45秒ほど待てば、自販機内でオレンジが搾られ、カップに果汁100%のジュースが注がれます。
オレンジを半分に切って果汁を搾り出す工程を自販機前面の透明な窓から見ることができ、エンターテインメント性も兼ね備えています。内部は低温に保たれているため、フレッシュでよく冷えた果汁100%ジュースを味わうことができます。 生搾りオレンジジュースの自販機は、福岡空港駅と赤坂駅にも設置されています。ジュースができあがる様子は福岡市地下鉄のインスタグラムで紹介しています。
コロナ禍で商品が充実
コロナ禍を契機に「冷凍自販機を置きたい」という声が多数寄せられ、福岡市地下鉄は2023年12月~24年1月、新しい商品を扱う自販機を駅に設置する事業者を公募しました。対象は空港線と箱崎線で、販売可能な品目は▽食品(常温、冷蔵か冷凍)▽雑貨(ハンカチ、エコバッグなど)▽玩具(カプセルトイなど)としました。 新しい自販機の設置は5月から順次進んでいます。博多駅の中央改札口では、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボしたハンカチの自販機が人気を集めているとのことです。市交通局広告・駅ナカ事業課の中村康博課長は「今回の公募で選ばれた自販機は、話題性のある商品がそろっています」と話します。 ちなみに、福岡市地下鉄の駅構内には約170台の自販機を置いており、このうち約30台が飲料以外、残りはすべて飲料の販売機だそうです。
”福岡の味”もご用意!
新たに導入された自販機は、福岡にゆかりの深い商品も多数そろっています。 観光客の利用も多い博多駅には、太宰府の甘味処「かさの家」の梅ヶ枝餅(5個入り750円)や、やまやの明太子(1300円)などを扱う冷凍自販機を置いています。 福岡市にある人気店「パスタとピザの店『らるきい』」のパスタソース(1000円)も購入できます。ペペロンチーノにふんわり卵を絡めた同店名物「ぺぺたま。」で、仕事帰りに買って自宅で味わうといった使い方もできます。