25年ぶりセ・リーグ優勝へ秒読み 赤く染まる広島のまち
地元企業が活発に応援 広島市内はカープの赤色に
カープ球団の正式なファンクラブは開幕前に定員を遙かに超える人数が集まり抽選が行われるが、それとは別にTV等で有名になった“カープ女子会”事務局では、フェイスブック中心の活動ながら、会員数1万8千人以上を誇っている。 また、個人個人の応援もさることながら、人気の高まりと共に地元企業の応援企画も活発だ。JR西日本では2012年からカープラッピングトレイン(通称カープ列車)を運行し、地元のタクシー会社でも同時期に赤くラッピングされた『燃える赤ヘル号』の運用が始まり、カープ人気を盛り上げる。 また、カープ預金の運用や、カープ電車、カープ浴衣などあらゆる分野で地元からの応援は活発で、広島市をカープの赤に染めている。大手コンビニエンスストア・ローソンも、球場に近い一部店舗で、ローソンカラーの青ではなく赤い色の店もある。9月5日からは、広島市役所で勤務中に職員が広島カープのユニフォームを着て、盛り上げに一役買うことになった。 優勝の瞬間、街は歓声で溢れかえり、それは深夜まで続くだろう。「泣いてしまうと思う」と恥ずかしそうに話す人も多かったが、恥ずかしがることはない。それは歓喜の“嬉し泣き”なのだから。 その時はもうすぐ、今回は確実に訪れる。 (写真・文責 友廣義明、広島市在住)