中国版「無敵の人」が急増中...《死傷者78人暴走事故》に焦った習近平が出した「緊急指令」
中国人を震撼させた自動車暴走事件
今月11日に広東省珠海で起こった死者35人、負傷者43人という自動車の暴走事件は、めったなことでは驚かない14億中国人をも震撼させた。 【一覧】中国マネーも…直近5年の日本の首都圏で爆騰したタワマン「ベスト120」 もしかしたら、一番肝を冷やしたのは「中南海」にまします習近平主席だったかもしれない。翌日すぐに、「社会の安全・安定を図れ!」と重要指示を発令した。習主席自ら即刻動くなど異例だ。 それで、椅子から飛び上がるように動き出したのが、広東省トップの黄坤明党委書記だった。 「『四無五失人員』を警戒せよという指令を出したという噂がSNSで出回り、市民は戦々恐々となっています」(同省の住民) 「四無五失人員」とは「4つがない人」「5つを失った人」のこと。「4つ」とは「結婚」「子供」「仕事」「持ち家」。「5つ」とは「投資や貯金」「生活」「人間関係」「バランスある心理状態」「正常な精神」だ。
黄書記の習近平思想
黄書記は、習主席がかつて福建省と浙江省で勤務していた時代の忠臣だ。それで習政権になって党中央宣伝部長に抜擢され、習主席の偶像崇拝化の旗振り役となった。 一昨年から中国最大の経済力を誇る広東省を任されているが、専ら「習近平思想」をお経のように唱えることを強いている。 「悪いのは『四無五失人員』だとか言われても、経済状態は最悪で、そんな人間は周囲にごまんといる。彼らに監視の目を向けたら、社会の閉塞感はますます進んで悪循環に陥ります」(同前) 習近平思想は、社会と経済を救えるのか? 「週刊現代」2024年11月30日号より ……・・ 【さらに読む】中国の権力闘争が止まらない…習近平が文革を想起させる地で「軍への逆襲」始める中、李強が打って出た、まさかの「除習」行動
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