6月14日は年金支給日!年金だけで「月20万円」の収入がある人はいますか?
6月14日は、2024年度分の年金を受け取る最初の日です。 夫婦2人分の標準モデルでは、23万483円となります。 【一覧表】年金を月額20万円以上受給している人数は何人?収入ごとのモデル年金受給額を一気見! では、年金収入が月20万円を受け取る人は、どれくらいの割合でいるのでしょうか。 今回は、年金を月20万円もらっている人の割合について解説します。 記事の後半では、年金を月20万円もらえる人は、どの程度の年収が必要なのかについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年金を月20万円もらっている人は何割?
厚生労働省は、2023年12月に「厚生年金保険・国民年金事業の概況」を発表しました。 その結果、年金を月額20万円以上受給している人は全体のうち236万2838人でした。 月20万円以上の年金を受け取っている人は、全体の14%となります。 月額20万円以上の年金を受け取れる人を男女別に分けてみると、男性が約223万人多くなりました。 ・男性:230万765人 ・女性:6万2073人 以上から、月20万円を超えて年金を受け取っている割合は、全体の14%で男性が多い結果となりました。 では、年金を月20万円受け取るために、いくら年収が必要になるのか確認しましょう。
年金を月20万円もらうには年収でいくら必要?【モデル年金から】
2024年5月13日に行われた厚生労働省の社会保障審議会において、収入モデルごとの年金受給額が公表されました。 単身世帯と夫婦世帯、片働き世帯で、それぞれ収入水準ごとの年金受給額を示しています。 単身世帯における年金受給額は、報酬ごとに以下の通りです。 ・報酬54万9000円:18万6104円 ・報酬43万9000円:16万2483円 ・報酬32万9000円:13万8862円 ・報酬37万4000円:14万8617円 ・報酬30万円:13万2494円 ・報酬22万5000円:11万6370円 ・報酬14万2000円:9万8484円 続いて、夫婦2人世帯と片働きの場合、報酬ごとのモデル年金額は以下の通りです。 ・夫が報酬54万9000円+妻が報酬37万4000円:33万4721円 ・夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万000円:24万9777円 ・夫が報酬32万9000円+妻が報酬22万5000円:25万5232円 ・夫が報酬54万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:28万4588円 ・夫が報酬43万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:26万967円 ・夫が報酬32万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:23万7346円 ・妻が報酬37万4000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:24万7101円 ・妻が報酬30万000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:23万978円 ・妻が報酬22万5000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:21万4854円 ・夫婦ともに短時間労働者だった場合の平均的な収入:19万6968円 ・夫が報酬54万9000円+妻が国民年金のみ加入:25万4104円 ・夫が報酬43万9000円+妻が国民年金のみ加入:23万483円 ・夫が報酬32万9000円+妻が国民年金のみ加入:20万6862円 ・妻が報酬37万4000円+夫が国民年金のみ加入:21万6617円 ・妻が報酬30万000円+夫が国民年金のみ加入:20万494円 ・妻が報酬22万5000円+夫が国民年金のみ加入:18万4370円 モデル年金を参考にすると、報酬54万9000円(年収換算658万8000円)でも年金は18万6104円で、20万円に届かないことがわかります。 次章では、年金を20万円受け取るためには年収がいくら必要なのか、実際に計算してみましょう。