「おはら祭」参加認めない決定、鹿児島市長「処分性ない」…旧統一教会側が行政不服審査法に基き審査請求
「おはら祭」の規約に基づき、特定の団体の参加を認めないとした決定について、鹿児島市の下鶴隆央市長は30日の定例記者会見で、「処分性はないものと考えている」と述べ、行政処分には該当しないとの見解を示した。 【写真】鹿児島市役所
おはら祭を巡っては、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)鹿児島家庭教会が今月、祭りを主催する振興会事務局の市観光振興課から、規約に基づき踊り連への参加を認めないとの説明を受けたと主張。行政不服審査法に基づく審査請求書を同市に提出した。
振興会の会長を務める下鶴市長は会見で、「直接、住民の具体的な権利、義務に関わるものではないと考えている」と述べ、法的効果が生じていないことから行政処分には当たらないとの考えを明らかにした。