大黒摩季が“愛しい人”小倉智昭さん追悼「いつだって、本気で守ってくれた人。これからもお空から守ってね」
フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」などで活躍したキャスターの小倉智昭(おぐら・ともあき=本名同じ)さんが9日午後3時8分、膀胱(ぼうこう)がんのため、都内の自宅で死去した。77歳だった。所属事務所のオールラウンドが10日、公式サイトで発表した。 歌手の大黒摩季はこの日、インスタグラムを更新。「小倉さん、心から心からお疲れ様でした」と追悼した。2人は長年親交があり、大黒は21年3月、小倉さんが司会を務める「とくダネ!」の最終回にスタジオを訪問。スペシャライブとして代表曲「ら・ら・ら」を届けた。 「私を無償で愛してくれる、期待して心から応援してくれる、アーティストとしての挑戦を煽(あお)ってくれる、人とのコミニュケーションやメディアとの付き合い方をきちんと教えてくれる、窮地になると絶対的に助けてくれる、メディアの父、愛しい人」と説明。「私は、これから誰に甘えればいいの。丸裸で信じられる。素直に頼れる人のいない世界は、また闇の中に戻ってしまうよ。どうして私の大切な人から早く逝ってしまうの…」と喪失感をあらわにした。 毎月のように連絡を取り合い、病状も聞いていた。「いつも気にしてくれて、最後のコメントは『癌(がん)の野郎があちこちで悪さして、最近は痛みも強い。そろそろ摩季ちゃんのパワーも必要になってきたから、仕事やり抜いてリフォームしたミュージアム、秘密基地に年明けゆっくり遊びにおいでね』。また会えると信じていたから、覚悟などできていなかったし、その言葉鵜呑(うの)みにして、すぐに会いに行けなかった」と悔しさも吐露。「天国に着いたら、まずは私のパパ&ママやご友人と合流して、長くつらかった闘病生活のお疲れ様会をしてね。小倉さんに出会えてなかったら、私はもうとっくに歌っていなかったよ。大黒摩季をいつだって、本気で守ってくれた人。これからもお空から守ってね」と感謝した。 「小倉さんが、この虚構の世界に、世の中に真実の大切さ、自分の言葉を持つことの大切さ、人を信じているからこそ、人の何倍も優しくて繊細だからこそ、本気で意見が言える真の強さと教えてくれました。小倉さんが大好きだった『The Rose』、一生歌っていくね」と約束。「来世もどうか一番に会えますように。最上級のありがとう」としのんだ。
報知新聞社