静岡BRが背水の大一番! 昨季の再現か? 埼玉WKのリベンジか?
このままずるずる後退するわけにはいかない。たとえ相手が首位を走る相手でも勝利が求められる。静岡ブルーレヴズが『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第8節で全勝を守る埼玉ワイルドナイツを迎え撃つ。狙うは昨季の再現である。 【PHOTO】ディラン・ライリー(埼玉ワイルドナイツ) 前節は出鼻をくじかれた。3勝3敗で中断期間に入った静岡BRはディフェンスの強化に時間を費やしてリーグ再開に臨んだ。相手は昨季も1勝1分と接戦を演じた三菱重工相模原ダイナボアーズ。静岡BRはHO日野剛志の連続トライなどラインアウトモールから前半18分までに3トライを奪って21-7として試合を優位に進めるかと思われたが、その後は相模原DBの土俵である取りつ取られつの乱打戦に突入。前半を26-26で終えると、後半はWTBマロ・ツイタマがハットトリックをマークしスコアを詰めるが、WTBベン・ポルトリッジのスピーディな突破からトライを奪われるなど、逆転には至らず。結局2枚のイエローカードも響き、45-53で痛い星を落とした。終盤にスクラムで押されたのも悔しさを増長したことだろう。静岡BRはこれで3勝4敗、8位まで順位を落としたのだった。 一方、埼玉WKは盤石の戦いぶりを見せている。前節は東京サンゴリアスと白熱した好試合を展開、そんな中24-20でゲームを締めて全勝を守った。『THE CROSS-BORDER RUGBY 2024』を戦い、中断期間は短かった埼玉WKだが、東京SG戦は2月17日に実施。相模原DB×静岡BRは2月24日に行われた。第8節に関しては埼玉WKの方が準備する時間がたっぷりあったのだ。 何より昨季の悔しさを忘れていないだろう。4月15日・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場での『NTTリーグワン2022-23』第15節。クワッガ・スミスの不在の静岡BRに勝負どころの時間帯で突き放されて25-44、埼玉WKは『トップリーグ』時代から続いた35連勝、公式戦47戦無敗の記録を止められ、不戦敗を除き『リーグワン』初黒星を喫したのだ。 両軍の試合登録メンバーは以下の通り。 【静岡BR】 1山下憲太、2日野剛志、3伊藤平一郎、4桑野詠真、5マリー・ダグラス、6大戸裕矢、7庄司拓馬、8マルジーン・イラウア、9矢富勇毅、10家村健太、11マロ・ツイタマ、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13チャールズ・ピウタウ、14シルビアン・マフーザ、15山口楓斗、16リッチモンド・トンガタマ、17作田駿介、18西村颯平、19杉原立樹、20ジョーンズ リチャード 剛、21ブリン・ホール、22サム・グリーン、23槇瑛人 【埼玉WK】 1クレイグ・ミラー、2堀江翔太、3ヴァル アサエリ愛、4リアム・ミッチェル、5ルード・デヤハー、6長谷川崚太、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9小山大輝、10松田力也、11竹山晃暉、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14長田智希、15山沢京平、16坂手淳史、17ダニエルペレズ、18藤井大喜、19マーク・アボット、20大西樹、21内田啓介、22ヴィンス・アソ、23マリカ・コロインベテ 果たして、静岡BRが再び埼玉WKを止めて星をイーブンに戻すのか、埼玉WKが全勝を守ってリベンジするのか。『NTTリーグワン2023-24』第8節・静岡BR×埼玉WKは3月2日(土)・ヤマハスタジアム(磐田)にてキックオフ。当日は『YAMAHA RUGBY FOOTBALL CLUB 創立40周年記念マッチ』として、ヤマハ発動機ジュビロ OB×ワイルドナイツOBも開催。レヴニスタ広場(場外)特設ステージでは清宮克幸×村田亙×大田尾竜彦による『監督対談』、大西将太郎×三宅敬×五郎丸歩による『スペシャルトークショー』もラインナップ。チケット発売中。