経済同友会・新浪代表幹事 与党大敗の衆院選「政治とお金の問題についての不信感は相当だった」「2000万円の問題は致命的」
経済同友会・新浪剛史代表幹事が31日、記者会見に応じ、27日に行われた衆議院選挙の結果に対し、「政治とお金の問題についての不信感は相当だった。有権者のみなさんが、想定以上にNOを自民党、与党に突きつけた」と述べた。自民党・公明党の連立与党で過半数割れとなったが、投票日が迫る中で発覚した自民党が非公認候補の政党支部に2000万円を支給した問題については「致命的だった。あれを意思決定したことは有権者からすると、反省していないのではと見られた」と語った。 【映像】新浪代表幹事「政治と金の問題に早くけりを」 ―選挙の受け止めについて。 まず選挙だが、大方予想していた通り、政治とお金の問題についての不信感は有権者の皆さんは想定以上にやはりノーということを、自民党・与党に突きつけた。やはり2000万円の問題は致命的だったなと思う。あれを意思決定したということは、有権者からすると「反省してないんじゃないか」と見られた。 正直振り返ってみると、自民党がこの政治とお金の問題を解決していくあたりは、一番国民の関心がある「一体何に使っているのか」はあまり明確にされなかった。議論は入るところばかりで起きて、出るところをしっかりと堂々と必要なものだと語る、こういったことが必要だったのだろうなと思う。後から振り返りはなんとでも言えるが、やはり説明が足りなく、また信頼を得るものにはならなかった。早期に信頼を回復するよう、政治と金の問題についても、早くけりをつけてもらいたい。そして本来ある政策議論を展開してもらいたい。 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部