イーサリアムETFから大規模な資金が流出したが、それは全体像ではない
イーサリアム現物ETFの需要が増加か
インデックス・プロバイダーのCFベンチマーク(CF Benchmark)のCEOであるスイ・チョン(Sui Chung)氏は、今後数カ月で需要は継続的に増加する可能性が高いと述べた。同氏は、より多くのウェルスマネージャーが顧客にこれらの商品を提供すると予測している。 「ウェルスマネージャーやファイナンシャルアドバイザーが、イーサリアムとは何か、その有用性、ビットコインETFと並行して保有すべき理由についての教育プロセスを完了させれば、イーサリアムETFへの資金流入は増え続けると予想している」とチョン氏は述べた。「教育プロセスでは、投資家にイーサリアムエコノミーを公開し、ビットコインとの主な違いを強調することで、アロケーション・ドライバーが異なり、どちらもバランスの取れた投資ポートフォリオに属することを明確にする」 1月に取引が開始されたビットコイン現物ETFは、約180億ドル(約2兆6100億円)の資金流入を記録した。投資家はブラックロックの商品に約200億ドル(約2兆9000億円)を割り当てたが、Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)から170億ドル(約2兆4650億円)相当の資金が流出したことでほぼ相殺された。GBTCは信託として何年も存在し、今年ETFに転換されたグレイスケールのもう1つのETFだ。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:Fineas Anton/Unsplash|原文:Ether ETFs Have Bled Money, but That's Not the Whole Story
CoinDesk Japan 編集部