【漫画】幸せそうに食べている姿にどうしようもなく惹かれる…先輩と後輩社員のほっこりBLに「癒される」「めんどくさかわいい二人」などの声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、いらぎなのりさんが描く『きみはマシェリ』より『イジワルな先輩が、食べるの大好きぽっちゃり後輩のことが気になってる話』をピックアップ。 【漫画】好きだからいじめたくなる…ぽっちゃり後輩と意地悪な先輩とのBLに「ぽちゃかわいい」「ツンデレにやられた」の声 いらぎなのりさんが2024年7月26日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3.1万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、いらぎなのりさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。 ■好きな後輩をついついいじめてしまうほっこりBL ぽっちゃりな後輩社員・河合の口を開ける姿がどこか性的だと気にする伊藤。食堂で河合をからかうことも度々あった。そして、伊藤は河合が入社してから、今まで女性にしか抱いたことのない感情を抱いていることに気づいている。どうこうなりたい、というつもりはないが、日々河合をからかって遊んでいた。 河合が食べている姿を見るのが好きな伊藤は、自分が食べ終わっても河合の傍でその姿を眺める。しかし河合からは、唯一の幸せな時間のお昼くらいそっとしておいてほしい、と言われる。 そしてある日、食堂に最近河合が来ていないことに気づいた伊藤。体型をきにしてか、コンビニの野菜を食べている河合を見つけ、舌打ちをする。伊藤はコンビニでおにぎりを買い、それを河合に渡す。いやがらせだ、と言いつつも食べる河合の姿を見て伊藤は満足しながらも、自分がしていることは好きな子をいじめてガキみたいだ、と感じていた。 終業後、おにぎりのお礼を言う河合は、体型を気にしていることを告げるが、伊藤は牛丼屋に河合を誘う。そして隣で食べる河合を見て、ずっと俺の隣で幸せそうに食ってればいいのに…と思うのだった。 ある日、伊藤は河合を飲み会に連れて行くが、河合は女性の前でテンションが上がって飲み過ぎてしまう。一緒に帰る途中、河合は伊藤に憧れる反面、一緒にいるとそのスマートさに自分を恥ずかしく感じることを告げる。伊藤は珍しく優しい言葉をかけ、河合はとてもうれしくなる。そして、伊藤は自分の気持ちがどんどんと大きくなっていることにも気づくのだった。 作品を読んだ読者からは、「2人の関係がとても好き」「可愛くて癒されました」など、反響の声が多く寄せられている。 ■作者・いらぎなのりさん「リアリティを大事にして描いてた」 ――『きみはマシェリ』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。 自分自身が、体型の事でいじられる事が多かったので素直にそれを題材にしてみました。 ――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。 主人公である攻の伊藤をどう人間らしく描けるか、ダメだと分かっていながら自分のやってきた事に対する後悔、反省など、大人なのに、まだまだ大人になり切れていないけど、こんなんじゃダメだった…と成長する部分が伝わればいいなぁと思って描きました。 後悔、反省って少なからず誰にでもあると思うので…そういうリアリティを大事にして描いてたと思います。 ――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 河合が「あんたがそれを言うのかよ」と怒るシーン。 この作品を描く上ではじめから考えていたシーンでした。描いてて気持ちよかったです。 本音をぶちまけたことによって二人はやっと対等になれたのかなぁと。 人によって「冗談」や「傷つく」度合いが違って、伊藤のやってきた事で、河合はどのくらい傷ついていたのか、今まではわからなかったけど答え合わせが出来た場面だったと思います。 ――いらぎなのりさんは、漫画を描かれる際にどのようなところから着想を得ていらっしゃるのでしょうか? やっぱり普段の日常、自分に起きた出来事ぐらいでしょうか…? 過去に出会ってきた人たちをモデルにする事が多いです。 あとは世の中で起きてる出来事に対する疑問とか世知辛さとか歯がゆさとか…! 事件に対する互いの考え方、感情などを自分なりに考えてみるのが好きで、そういうのがキャラに入っていたりするかもしれません。 ――いらぎなのりさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。 これからも漫画のお仕事していけたら…というのがとりあえずの目標です。 恋愛模様も人間模様も描いて、それが面白いと思ってもらえるのが理想。 まだまだ漫画を通して、自分の作る物語が伝えていけたらいいなぁと思っています。 ――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。 『きみはマシェリ』を読んでくださった皆さま、いつも応援してくださってる皆さま、本当にありがとうございます。いつも感謝しております。 面白いと思ってもらえる漫画をお届け出来れば一番なんですが…! 私なりに皆さまの心に何か残る作品をお届け出来るよう頑張ってまいりますので応援して頂けると大変嬉しいです。 今後ともどうぞよろしくお願いします!