廃品回収といって家の中へ強引に入ろうとする業者が、実は「泥棒」で犯行の下見をしているって本当?
不用品の処分は、市区町村の窓口へ相談するのが一番
家具など大型の不用品処分は、悩む人も多いと思います。お住いの市区町村のルールに従って、「粗大ごみ」として処理する方法がもっとも安全だと考えられます。処理方法が分からなければ、自治体の清掃事務所へ問い合わせましょう。
一般廃棄物処理業の許可業者か確認を
安全に進めたいのであれば、市区町村のホームページや行政の窓口へ問い合わせて一般廃棄物処理業の許可業者を探しましょう。見積もりを取って、追加料金が発生しないことを事前に確認できる業者がおすすめです。 急いで廃品回収を依頼したい場合もあるでしょうが、インターネットやチラシ等を経由して過大広告をしている業者へ依頼すると、悪質な業者に遭遇してしまう可能性があります。 万一、作業開始後に事前に知らされていない高額な追加料金を請求された場合は、まずはその場での支払いを断わり、作業員の態度に身の危険を感じた場合は、警察へ通報することも検討しましょう。
過剰な心配は必要ないが、適切な防犯は必要
現時点では、廃品回収といってわざわざ「泥棒」の下見をする者はさほど多くないと考えられます。注目すべきなのは、廃品回収業者そのものにまつわるトラブルが増えていることです。 もっとも、不用品の処分は市区町村の窓口を通すことで、無許可で営業している廃品回収業者とのトラブルは避けられます。市区町村の登録業者以外に廃品回収を依頼する場合であっても、一般廃棄物処理業の許可業者へ依頼するのがよいでしょう。 また、防犯カメラや住民の目など、監視をアピールすることが犯罪を諦めさせる要因になることが分かりました。犯罪に対してあまりに無防備になっていないか、この機会に家の防犯対策を見直すことも必要かもしれません。 出典 独立行政法人国民生活センター 不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!- 警視庁 住まいる防犯110番 公益社団法人日本都市計画学会 犯罪者の視点から見た防犯環境設計の有効性の検討 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部