FP2でクラッシュのJOTA12号車、マシン修復し飛行場でシェイクダウン完了。「英雄的な努力」とドライバーはチーム称える|ル・マン24時間レース
ハーツ・チームJOTAは12日(水)FP2中のクラッシュでポルシェ963の12号車を破損させてしまった。修復を進めてきたチームは、14日(金)夜についに完了させ、隣接する飛行場でシェイクダウンも終わらせることができた。 【一覧表】あなたは全員言える? 2024年ル・マン24時間レースに参戦する元F1ドライバー18人を一挙紹介 ナイトセッションのFP2ではカラム・アイロットがマシンをドライブしていた。そして彼は高速S字のエッセでコースオフ。イン側のバリアに接触し、比較的衝撃が軽かったにもかかわらず、右フロントサスペンションのウィッシュボーンをマウントするために使われるシャシースタッドが折れてしまった。 チームはポルシェからスペアモノコックを13日(木)午後に受け取り、15日(土)昼の決勝スタートに間に合わせるべく、急ピッチでマシンのリビルドを進めた。 そして修復作業は14日(金)夜に完了し、クラッシュした際に乗っていたカラム・アイロットの手によって隣接する飛行場を利用し、特別に許可を得て30分間のシェイクダウンを実施した。 シェイクダウンを終えたアイロットは、システムを無事にチェックすることができ準備は整ったと語った。 「すべてが良好で、調子も良い。準備は整ったと思う」 「少し路面が濡れていたから、当然ゆっくりと準備を進めていった。シェイクダウンは短かったけど、このクルマで少し走行距離を稼ぎ、システムをチェックできて良かった」 そしてアイロットはわずか24時間あまりでマシンを修復してみせたチームクルーに敬意を表し、その努力は「英雄的なモノ」と称えた。 「JOTAの決意、そしてチームスピリットに心から感謝したい」 「謙虚な気持ちになるし、僕はこのチームの一員でいられることを誇りに思うよ」
Gary Watkins