このケース良すぎ、多彩なカラバリで縦置き/横置き自由自在「魅せるケースの最高峰」
今回紹介するのは、ThermaltakeのPCケース「The Tower 300」。コンパクトでユニークなデザインと優れた機能性を兼ね備えたミニタワー型モデルで、限られたデスクのスペースを有効活用しつつ、個性的なビジュアルを重視する人にオススメのPCケースです。 【もっと写真を見る】
省スペースでユニークなPCケース こだわりを形にできるのがPC自作の魅力です。機能やスペックはもちろんですが、自分が満足できる見た目、ライティングなどの演出など、自分好みのケースを選ぶというのはとても重要です。 「個性的なデザインのPCケースが欲しい」と思っている人に、いまオススメのPCケースは何か? それがここで紹介する、ThermaltakeのPCケース「The Tower 300」です。価格はカラーによって異なりますが、実売で1万円台後半~2万円台後半。コンパクトでユニークなデザインと優れた機能性を兼ね備えたミニタワー型モデルです。 The Tower 300シリーズは、拡張性と冷却性能に優れたPCケースです。特徴的な縦型デザインを継承した八角柱ボディーを採用。右側面に最大420mmサイズの水冷ラジエーターを取り付けられるほか、最大400mmの拡張カードも搭載できる優れた拡張性を備えています。 限られたデスクのスペースを有効活用しつつ、個性的なビジュアルを重視したいと思っている人にオススメのPCケースです。自宅で使うだけでなく、友達に見せたり、SNSに投稿したりといった用途でも楽しめるのではないでしょうか? 【目次】この記事で書かれていること: 「The Tower 300」のメリットとデメリット ・製品を購入する3つのメリット 1)狭いスペースにも置きやすい縦型のデザイン 2)カラーバリエーションの選択肢が豊富 3)LCDディスプレーを追加できる ・購入時に注意したい2つの側面 4)収納できるマザーボードはMicro ATX規格 5)PCパーツの組み立てが難しい場合も まとめ 詳細スペック情報 「The Tower 300」のメリットとデメリット まずは「The Tower 300」ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について紹介します。 メリット1 狭いスペースにも置きやすい縦型のデザイン このケースの特徴はやはり、独特な縦型デザインです。タワー型のPCは床に置くことも多いのですが、3面強化ガラスで内部を見せるデザインということもあり、見た目のスッキリ感を演出! ケース内部のパーツのレイアウトも縦型に設計されており、冷却効率が考えられています。中央にマザーボードを置き、その両脇にラジエーターとグラフィックスカードを垂直に配置したレイアウトにも安定感があり、よく考えられた内部構造です。 本体は横置きも可能ですが、縦置きにすれば、設置面積も比較的抑えられます。ディスプレーなどの周辺機器と一緒に置いてもスペースに余裕があります。奥行きが限られた机にも嬉しいデザインです。常に目に入る環境で使うのが楽しいと思います。 メリット2 カラーバリエーションの選択肢が豊富 視覚的な面白さがあります。上の「Racing Green」を含む複数のカラーバリエーションがあります。定番で何にでも合うブラック、鮮烈で華やかなホワイトはもちろん、カラーをうまく周囲と組み合わせることで、PCケースをインテリアの一部としても楽しめるのはポイントです。自分好みのカラーにこだわりのある人は嬉しいと思います。 メリット3 LCDディスプレーを追加できる 別売にはなりますが、3.9インチのLCDディスプレー(実売2万円弱)を搭載可能です。ディスプレーには 画像やGIF動画などを表示できます。リアルタイムでCPU温度や負荷状況をモニタリングしたり、時間や天気の情報も表示できたりと、活用の自由度も高く、ここに惹かれる人もきっといるはずです! 購入時に注意したい2つの側面 収納できるマザーボードはMicro ATX規格 収納できるマザーボードはMicro ATX規格となります(ATX規格のマザーボードには対応していません)。注意点としては、ハイエンドの構成にしたり、多くの拡張スロットが必要と考えている人は事前に自分のやりたいことができるかをチェックしておいた方がいいと思います。なお、The Towerシリーズにはミドルタワー型の「The Tower 600 Mid Tower」も登場しているので、必要に応じて検討してみるといいでしょう。 PCパーツの組み立てが難しい場合も 八角形の特徴ある形状に加えて、マザーボードを取り付ける向きも、ポートが上に来る形(通常のPCは背面や側面に配置)です。ここはウリでもあるのですが、汎用的なPCケースとは多少異なる内部構成になっています。結果、PCパーツの取り付けやケーブルマネジメントに工夫が必要になる場合もあります。 慣れている人なら問題ないとは思いますが、大きなコンパクトなデザインということで、通常よりも内部のスペースに限りがあるため、組み立て作業に多少手間取る面もあるかもしれません。 まとめ:“魅せる”ゲーミングPCを作りたいならこの外観がイイ The Tower 300は、自作PCにデザイン性を求める人には非常にオススメのPCケースです。縦型デザイン、豊富なカラーバリエーション、LCDディスプレーの追加によるカスタマイズ性の高さなど、ほかのPCケースとは一線を画す魅力にあふれています。 大きなデメリットはありませんが、すでに述べたようにサイズや規格上の制限や、具体的な組み立て方法についてはある程度調べてから購入した方がいいでしょう。自分のPC構成に合ったケースを検討するのは自作PCのパーツ選びの基本です。 個性的なデザインと高いカスタマイズ性を兼ね備えた「The Tower 300」は、あなたのPCビルド体験をワンランク上の特別なものにしてくれるでしょう。 The Tower 300のスペック ケースタイプ: ミニタワー 対応マザーボード Micro ATX 対応電源 ATX(最大220mm) 対応ビデオカード 電源カバー搭載時 最大280mm、電源カバー非搭載時 最大400mm 対応CPUクーラー 全高210mm 拡張スロット 4 ドライブベイ 内部3.5/2.5インチ共用×3 対応ラジエーター 右側面 420/360mm 搭載可能ファン 上面 140/120mm×2、右側面 140/120mm×3、背面 140/120mm×2、電源カバー 140/120mm×1 付属ファン 上面 140mmファン×2(CT140) I/Oポート USB 3.2 Type-C、USB 3.0 Type-A×2基、マイク入力、ヘッドフォン出力 サイズ/重量 342(W)×281(D)×551(H)mm/約8.3kg 文● 松永/ASCII 編集●ASCII