【ゴミ回収終了!】こんなときでもできる、2つの片づけ
年末年始のゴミの回収が終わってしまい、ゴミ捨てそのものが禁止の地域や住宅もあるだろう。 片づけの最初の一歩は捨てることだが、家の中にゴミ袋がたまってしまっては本末転倒だ。とはいえ少しでも家をすっきりさせて、気持ちよく新年を迎えたいもの。 そこで、そこで登録者数16万人の人気YouTube「イーブイ片付けチャンネル」の運営者であり、書籍『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』の著者・二見文直氏に、捨てなくてもできる片づけ術について伺った。(構成/ダイヤモンド社・和田史子) 【この記事の画像を見る】 ● 捨てない片づけ(1)空き箱を移動する 捨てない片づけ、2つのアイデアを紹介します。 1つ目は「空き箱を移動する」です。 空き箱は、捨てにくいモノランキングの上位に入ります。特に年末年始は、いただきものや福袋など、空き箱が集まりやすい時期でもあります。 「テーマパークのお土産とか、クッキー缶などカンカンが多くて困る!」 こうおっしゃる人は、たくさんいます。デザインや絵柄がかわいいし、何かに使えそうですし、とっておきたくなります。 ここでぜひとも、やってみてほしいことがあります。空き箱を積み上げてあるのであれば、ためしに全部、ほかの部屋などに移動させてみるのです。 これだけで、部屋はかなりスッキリして、ゆったりとしたスペースが生まれるはずです。 空き箱を移動させただけなのに、部屋が広く、なぜだかシンプルに見える。この不思議な現象、ぜひ体験してみてください。 ● 捨てない片づけ(2)備蓄をいただく さまざまな防災グッズをしまっているご家庭も多いでしょう。 この防災グッズを年末年始に点検するのもおすすめです。なぜなら点検は家族全員でやりやすく、「この時期が来た」と習慣にしやすいからです。 やり方は簡単で、防災グッズの中身をチェックする、目で見て確認するだけです。 見るポイントは次の2つです。 1.食品の賞味期限 2.電池の使用推奨期限 1.の食品については、賞味期限が切れているもの、1年以内に切れるものを取り出します。そして、食べられそうなものについては、大掃除が終わった直後や年始のお休みの最後あたりでいただくのです。 「お餅とあずきの缶詰は災害時にも食べられる備蓄して、毎年、お正月に入れ替えています」 「12/31は、防災用に置いてあるカップそばを家族で食べています」 「仕事納めの翌朝は疲れて何もしたくないので、防災用のおにぎりを食べます」 こんなふうに家族のイベントや自分へのねぎらいとセットで、防災グッズの点検をおこなうといいでしょう。 ローリングストックという言葉をご存じでしょうか。 いつも食べる食品を少し多めに買い置きして、賞味期限の古いものから食べて、食べた分を買い足すという方法で、常に一定量の食品が備蓄されるのがメリットです。 水やお茶などの飲料水や、チョコレートなどのお菓子も、ローリングストックで管理しているという人もいます。 2.の電池については、懐中電灯やラジオなどの電気製品の電池も含め、しっかり目で見て状態と「使用推奨期限」をチェックします。メーカーや電池の種類によって期限は大きく異なることがありますので、要注意。 電池は未使用でも容量は減っていくといいます。いざというときに使えないと困りますので、期限が切れそうなものは交換しておきましょう。 使用済み電池は、自治体によって処分の仕方が異なります。家電量販店など、店内に電池の回収ボックスが設置されている施設もあるので、買い出しついでに処分するのもおすすめです。 安心な暮らしのための準備を整えて、年末年始を穏やかに過ごせるといいですね。
二見文直