料理研究家・植松良枝さんに旬の野菜料理を学ぶ。平野紗季子さん、野菜ごはん修業中!
収穫した野菜は余計なことをしすぎず、まずそのままの味を楽しんでほしい! という料理研究家・植松良枝さんを先生に、家庭料理の幅を広げたいフードエッセイスト・平野紗季子さんが、とれたて野菜をおいしくいただく極上アイデアレシピを教わります。 第1回は、アスパラガスとリーフレタス。 みんなのアスパラガス栽培の写真 『やさいの時間』4・5月号からスタートした新連載「旬を食べたい! 野菜ごはん修業中」より、一部抜粋して紹介。
旬のアスパラガス&リーフレタスをおいしくいただく、極上アイデアレシピ
食べることは大好きだけれど、家庭料理を作るのは少し苦手という平野さん。家庭菜園を手がけ、野菜のおいしさを伝え続けている植松先生に、旬の野菜料理を学んでいきます。先生には当たり前のことが、平野さんにとっては目からウロコがポロポロのワザ。「まずは野菜をもっと理解して、野菜からも愛されたいと思います!」。 今、旬の野菜はアスパラガスやリーフレタス。アスパラガスは、根元をむいた皮でとっただしを使い、香りが隅々まで行き渡る味わい深いリゾットと、焼き色をつけ、香ばしさとみずみずしさの両方が味わえるバターしょうゆご飯に。リーフレタスはオイルとビネガーと塩でシンプルに味わうスペインのミックスサラダと、韓国風のサムギョプサルに。レタスのシャキシャキとした食感を楽しみましょう。
焼きアスパラガスと焼きのりのバターしょうゆご飯 レシピは4・5月号で紹介。今回は、植松さんに4つの料理を教わりました。
植松さんと平野さんのアフタートークより
平野さん:ほんのひと手間でサラダの味がこんなに変わるなんて! とびっくりしました。野菜への敬意を感じるし、細かな動作一つとっても目が離せなかったです。 植松さん:スーパーで買った野菜はもちろん、自分で作った野菜ならなおさら、余計なことをせず、シンプルに食べたいですよね。だからこそこういう切り方がいいかな、こんな味つけだとおいしいかな、この組み合わせは新鮮かなってことをいつも考えてレシピを作っているんですよ。 平野さん:良枝さんは本当に野菜と仲がいいんだなと実感しました。私もこの機会にぜひ野菜ともっとお近づきになりたいです! 植松さん:食べてほしい旬の野菜がたくさんあるから、ぜひ! 季節を実感できる料理を一緒に作っていきましょう。 植松良枝(うえまつ・よしえ) 料理研究家。食材の「旬」を大切にし、野菜の"いちばんおいしい"を伝える季節感あふれる料理が人気。家庭菜園がライフワーク。著書に『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(プレジデント社)など多数。 植松良枝 yoshie uematsu(@uematsuyoshie)・Instagram 平野紗季子(ひらの・さきこ) フードエッセイスト・フードディレクター。食を通して、人や土地の魅力までも語る独特の視点と文章表現が人気。菓子ブランドの代表も務める。著書に『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)など多数。 Sakiko Hirano 平野紗季子(@sakikohirano)・Instagram ●『やさいの時間』2024年4・5月号「旬を食べたい!野菜ごはん修業中 第1回 アスパラガス&リーフレタス」より