買ってはいけないUSB-Cケーブル、どうやって見分ける?
あなたが最近購入したノートパソコン、Androidスマートフォン、またはゲーム機には、おそらくUSB-Cポートが備わっていることでしょう。ハイテク製品をよく購入するなら、このタイプのUSBについてよくご存じかもしれません。 ですが、そうでない場合、USB-Cとは何なのか、なぜ古いケーブルが使えなくなったのかを疑問に思うかもしれません。 USB-Cとは、USB Type-AやmicroUSBといった従来のUSBコネクタに代わる、新しい標準規格のポートです。 その大部分は素晴らしいのですが、いくつか欠点や注意すべき点もあります。重要なポイントは、すべてのUSB-Cポートが同じようにつくられているわけではない、ということです。
そもそもUSB-Cとは何か?
USB-Cポートは、USB規格の推進団体「USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)」により、2014年に導入されました。 登場以来、USB-Cはあらゆる種類のデバイスに搭載されているほかのUSBポートに、徐々に取って代わりつつあります。 あなたも、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機など、USB-Cポートを備えた製品をいくつかお持ちかもしれません。たとえば、PS4からPS5にアップグレードしたなら、そのコントローラーは、マイクロUSBポートからUSB-Cポートに切り替わっています。 USB-Cの登場以来、この新しいポートを多くの企業が採用してきましたが、中には対応が遅れている企業もあります。その中でもっとも印象が強いのは、おそらくAppleでしょう。 同社は、MacBookのラインナップについてはUSB-Cポートの追加を積極的に進めていましたが、iPhoneでは、USB-Cの採用をかたくなに拒否し、独自のLightningポートを採用し続けてきました。 欧州連合(EU)の「USB-Cをすべての携帯電話(iPhoneも含む)、タブレット、カメラの共通充電ポートにする」という2022年の発表もあり、iPhone 15にてようやくUSB-Cが搭載。「Appleがついに」と話題になったものです。 EUがUSB-Cを標準規格とする主な理由は、電子廃棄物の削減を促進するためです。EUによるUSB-Cの義務化は2024年末までに施行される予定です。