学び舎に別れ「さようなら」 今月閉校の小学校で卒業式 誇り胸に笑顔で巣立つ/兵庫・丹波市
今月末で閉校する兵庫県丹波市立前山(さきやま)小学校で21日、卒業式があった。季節外れの雪が舞う中、6年生14人が、150年の歴史が詰まった同校への誇りを胸に、笑顔で学び舎を巣立った。 在校生や保護者、地域住民ら約100人が見守る中、植木政行校長から一人ずつ卒業証書を受け取り、「困っている人を助けられるように」「どんなことにも諦めず努力する」などと、中学生活への決意を述べた。
6年生は「環境が変わることに不安もあるけれど、最後の卒業生であることを誇りにし、胸を張って乗り越えていきます」と力強く誓い、「さようなら、前山小学校」と声を合わせた。 6年生の一人は「先生や地域の人も含め、みんなの仲が良い学校だった。前山小で学んだことを生かして、より多くの人とつながっていきたい」と話した。 同市内では、来月に前山小と統合する竹田小などでも卒業式が開かれた。
丹波新聞社