【マレーシア】マハティール元首相、筑波大分校を訪問
マレーシアのマハティール元首相は4日、自身のソーシャルメディアを更新し、同国の首都クアラルンプールで開校した筑波大学マレーシア校を訪問したと明らかにした。 関係者によると、マハティール氏は3日にキャンパスを訪問し、学生向けの講話などを行った。 マハティール氏はソーシャルメディアで、「2018年に東京を訪れた際、日本の大学分校をマレーシアに開設するというアイデアを得た」と説明。安倍晋三首相(当時)と、マレーシアや東南アジアの学生が低コストで日本の教育を受けられるようにするという分校誘致の目的について話し合ったという。 マハティール氏は「大学の設立は知識の習得だけでなく、日本の文化的価値観や日本のやり方、規律、勤勉、献身などを伝えることにも意義がある」と強調。教育を通じて日本の規律と勤勉さといった価値観を取り入れられれば、マレーシアの成功にもつながると期待を込めた。 筑波大マレーシア校は2日に開校し、1期生としてマレーシアと日本から13人が入学した。日本の大学が海外で学位を授与するのは初めてとなる。