【ハイライト動画あり】2週間後、プレーオフトーナメント準決勝での対戦も決定。ワイルドナイツ完勝。イーグルスは、このままでは終われない。
あらゆるところでワイルドナイツが上回っていた。 第16節ハイライト】横浜キヤノンイーグルス vs. 埼玉ワイルドナイツ
沢木敬介監督は試合後、正直な心情を口にした。
5月4日(土)、大分・レゾナックドーム大分でおこなわれた横浜キヤノンイーグルス×埼玉パナソニックワイルドナイツは、43-14でワイルドナイツの勝利。予想以上の差がつく試合となった。
敗れたチームの指揮官に、冒頭のような言葉を吐かせた勝者は、前半からソツなく得点機にスコアを重ねた。
レギュラーシーズンを16戦全勝で終えた。リーグワン3季目で初めてのことだ。
ワイルドナイツの先制点は開始3分。スクラムで圧力をかけて反則を誘うと、SO松田力也がPGを決めた。
その5分後には、相手のドロップアウトのキックを受け、攻める。ピッチ中央に作ったラックの脇を、パスを受けたFB山沢拓也が走り抜けてゲイン。サポートのSH小山大輝がインゴールに駆け込んだ。
10点をリードされたイーグルスが反撃に転じたのは14分だった。CTBジェシー・クリエルがワールドクラスのプレーを見せた。
自陣22メートルライン付近でインターセプトに成功したクリエルは、加速してコースチェンジ。ディフェンダーを目視すると、ボールを外側に持ち替えた。
タックルするWTB竹山晃暉に強烈なハンドオフを見舞う。青ジャージーの背番号14は、ピッチに転がり、クリエルはトライランを越えた。
10-7とされたワイルドナイツは、19分にラインアウトからのモールでゴールに迫ると、SH坂手淳史からのパスを受けたPRダニエル・ペレスがトライ。17-7として、ふたたび差を広げた。
28分にモールからトライを許して17-14と迫られたが、その後は、時間の経過とともにゲームを支配する時間が長くなった。
勝負は前半最後の10分と、後半最初の10分で決まった。
その時間帯に輝いたのが、CTBディラン・ライリーとWTB竹山だ。ライリーは2トライを挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。
前半32分のライリーのトライは、相手のこぼしたボールを手にして、一気にチームが攻め上がった後だった。