「美穂さんの全ての表情が深く目に焼き付いています」97年に中山美穂さんと共演・竹中直人が悲痛の声
俳優の竹中直人(68)が6日、歌手・中山美穂さんが亡くなったことを受け、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。 【写真】12月5日に最後のインスタ投稿「心がえぐられて」 竹中は、中山さんとの突然の別れに「信じようとしても信じられない現実に息が止まってしまいそうです」と絶句。1997年に、自身の監督作「東京日和」で共演し「美穂さんの全ての表情が深く目に焼き付いています」と悼んだ。同作で中山さんは、竹中演じる写真家の妻を好演し、第21回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。 竹中は、同作の撮影後に感傷に浸っていた時のことを振り返り「夜の柳川をぼくがひとりで歩いていると、後ろから足音が聞こえてきた。その音に振り向くと、そこに中山美穂さんが立っていました。たたずまいのあまりの美しさに息が止まってしまった…。本当に素晴らしい映画女優でした…。過去の言葉で言ってしまう事があまりにも苦しく、せつないです」と惜しんだ。
報知新聞社