ファン・デル・ファールト氏がヴィラに移籍した同胞の扱いに嘆き節 「ドルトムントに残れたら良かったのに……」
マートセンは昨季CL準優勝に貢献
元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールト氏がイアン・マートセンのアストン・ヴィラ移籍後の扱いに納得いっていないようだ。 マートセンは、昨シーズンの終盤に出場機会を求めてチェルシーからドルトムントにローン移籍。その新天地では戦力としてシーズン終了までチームに貢献し、チャンピオンズリーグ準優勝も経験した。この22歳の新星の目覚ましい成長と今後の活躍には大きな期待が寄せられていた。 そしてローン契約期間が終わると、今夏にチェルシーからヴィラへと完全移籍。しかし蓋を開けてみれば出場機会が激減してしまっているのだ。サブとして起用はされているものの、プレイ時間で見るとほとんどの試合が20分以下の状況が続いている。 この扱いについて、同胞でもあるファン・デル・ファールト氏は『Ziggo Sport』のインタビューでこう嘆いた。 「アストン・ヴィラには敬意を表しますが、そこでは基本的なプレイをすることが求められている。マートセンにとってそれが少しうまくいかないことはあるが、彼があまりプレイしないのは残念だと思う」 「ドルトムントでは彼は素晴らしく、レギュラーだった。あのクラブに残れたら良かったのに。 お金のことなど、残れなかった理由はすべてわかっている。でも残念だと思う」 残念という言葉を繰り返し発言していることから、ファン・デル・ファールト氏はマートセンに相当な期待を寄せていたのだろう。もちろんこの元オランダ代表のスターが示唆する通り、試合に出場して成長していくことが一番望ましいのかもしれない。しかしこの逆境を跳ね返すだけの能力を持っていることも確か。この経験を糧に彼には飛躍を遂げてもらいたい。
構成/ザ・ワールド編集部