旧ジャニーズのタレントたちは結局どうなっていくの? 「SMILE―UP.」が設立した新会社のトップ、福田淳氏が語る「狙い」と「野心」
▽「共演NGだ、なんて絶対言わせない」 ―旧ジャニーズ事務所はメディアをコントロールし、事務所を退所した人に仕事を与えないで「干す」といったことも指摘された。 「マネジャーの人たちにこれからエデュケーション(教育)をしていかなければいけないけれど、『あいつとは共演NGだ』なんて絶対に言わせません。それはテレビ局の編成の方が決めることであって、われわれは芸を磨いてオーディションに行くだけ。もうそれだけでずいぶん変わるんじゃないですか」 ―旧ジャニーズ事務所の所属タレントとの新たな契約交渉の進み具合は。 「ちょうど契約のドラフト(草案)を渡した程度なんです。エージェント契約をやる方は、会社をつくる。『会社なんかつくったことないし、登記はどうしたらいいの』『家族や親友の名前を集めなきゃ』といった感じなので全く分からないんですが、僕の全体的な印象では、この新会社と契約してくださる方が多い印象を持っています」
―著作権や原盤権(録音・編集した音源に対する権利)などをどう取り扱うか。旧事務所や関連会社が所有していた楽曲などさまざまな知的財産権は新会社に譲渡されるのか。 「知的財産もファンクラブも、いろいろ動かしていく。全くの別会社ですから、デューデリジェンス(資産査定)にも時間がかかります。今、その段取りを始めようとしているところで税務の問題もあり、現時点では白紙の状態。知的財産分野に詳しい外部の法律事務所に依頼し、進めていきたい」