ちっちゃな剣士が楽しく「突き!」 長野県でフェンシング体験
長野県箕輪町の沢保育園の年長児約30人が10日、フェンシングの疑似体験を楽しめる「スマートフェンシング教室」に参加した。小さな剣士たちは徐々に白熱していき、互いに声援を送りながら競技に親しんだ。 【写真】柔軟性がある剣 箕輪町は、2028年に県内で開く信州やまなみ国民スポーツ大会のフェンシング会場になっている。スマートフェンシングは、柔軟性のある剣と、導電性のあるジャケットを使用。剣にセンサーと通信機器が内蔵されており、金属を編み込んだジャケットに当たるとセンサーが感知して得点が入る。誰でも楽しめることから、県フェンシング協会(事務局・箕輪町教育委員会)が子ども向け教室などを開いている。 この日は、協会の職員らが園児を前に試合を実演。迫力ある対戦に園児は大興奮だった。その後、構え方や足運びなどを教わり、競技に挑戦。声援が飛び交う中、積極的に攻めたり、身を引きながら突きをいなしたり、さまざまな駆け引きをしていた。関里乃歩(りのあ)ちゃん(5)は「相手は強かったけど、戦うのは楽しかった」と話した。