ダムで中部電力工事の作業台船流出 飛騨川にオイル漏れの可能性 現時点で下流への影響なし 岐阜・下呂市
中部電力は、岐阜県下呂市のダムで係留していた作業台船が流され、積んでいたクレーンの燃料などが川に漏れ出た可能性があると発表しました。今のところ、下流への影響は確認されていません。 中部電力によりますと、2日午後9時ごろ、下呂市の下原ダムで、下請け業者の作業員が、水を排出するゲートのメンテナンス工事のため係留していた作業台船がなくなっていることに気付きました。 船には、クレーン1台が乗っていたほか、ボート2隻が係留され、3日までに作業台船とクレーンは下流で発見されましたが、ボートの行方はわかっていません。 川に流されたことによって、クレーンとボートに入っていた、あわせて燃料最大130リットルと油圧オイル最大110リットルが飛騨川に漏れ出た可能性があるということです。 これまでのところ、下流への影響は確認されていないということですが、中部電力は、クレーンを引き上げてオイルが漏れ出たかどうか確認するとともに、まだ見つかっていないボートを捜索することにしています。