SFC版『牧場物語』が発売された日。動物や畑の世話に加えて恋愛まで楽しめる、同ジャンルの先駆け的な名作シミュレーション【今日は何の日?】
※本記事は、2022年8月6日にアップした記事を再編集したものです。 のんびり生活が新しかった 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから28年前の1996年(平成8年)8月6日は、スーパーファミコン用ソフト『牧場物語』が発売された日。 『牧場物語』シリーズはマーベラスから発売されている人気作。本作は農場&牧場シミュレーションゲームのパイオニア的な存在で、同ジャンルの後続作品に多大な影響を与えたと言っても過言ではない。 古参のゲームファンなどは農場や牧場を運営する要素があるゲームを説明する際に、つい「『牧場物語』みたいな感じ」と言ってしまうほどオリジンとして刻み込まれてしまっているはずだ。現在までに何と30作以上のシリーズタイトルが制作されており、内容のバリエーションもじつに多種多様。老若男女問わずさまざまなゲーマーが本シリーズを楽しんできたんじゃないだろうか。 プレイヤーは牛やニワトリといった動物の世話をするだけでなく、カブやじゃがいも、とうもろこしなどの農作物を育てる畑仕事もこなす。木材を調達して自宅を増築し、牧場をどんどん発展させていくといった要素もあり、多くのプレイヤーが夢想してしまうような理想のスローライフが描かれているのが初代作品から続く大きな魅力となっている。のんびりと気ままに、充実した毎日を過ごせるのは何とも羨ましい限り。 そのうえ、町に住む花嫁候補の女の子たちと恋愛を楽しみ、結婚もできたのだから初めて知ったときは「そんなこともできるの!?」と驚かされたものだった。恋愛・結婚は初代作品からの恒例のお楽しみのひとつ。また、当初は動物や作物の種類も少なかったがシリーズを重ねるごとにバリエーションが増え、季節ごとのイベントなどもより多彩になっていった。 『牧場物語』シリーズにはコラボ作品やスピンオフ作品も存在。とくに人気を博しているのはファンタジーRPGの要素を取り入れた『ルーンファクトリー』シリーズだろう。もともとは『牧場物語』のシリーズ10周年を記念して制作された『新牧場物語』の作品群の1作『ルーンファクトリー -新牧場物語-』だったのだが、後にシリーズ化された。 なお、『牧場物語』シリーズの最新作は、2023年発売の『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』。こちらは、2003年にゲームキューブで発売された『牧場物語 ワンダフルライフ』に新要素を追加したフルリメイク作品となっている。