3. 自動化機能が「Gmail」や「関数」に対応

個人はもちろん企業利用が期待できる「Automation（オートメーション）」機能も強化された。 オートメーションは以前から利用でき、データベース内でページの作成や特定のプロパティーの変更などが起きた（トリガー）際、自動で任意のアクションが実行されるというものだ。 トリガーやアクションはコーディングなどの知識がなくても作れる仕組みで、アクションに関してはNotion内での通知のほか、「Slack」の特定のチャンネルへの通知にも対応していた。 そんなアクションに今回「Gmail」が追加される。 前述のフォーム機能とGmailのオートメーションアクションを組み合わせると例えば、以下のような流れも容易に構築できる。 Notionのフォーム機能を使い、架空のサービスの問い合わせフォームを作る。 ユーザーはフォームからサービスに関する質問を送る。 ユーザーから送られてきた質問はヘルプデスクチームのタスク管理用データベースに保存される。 担当者が内容を確認し、都度対応ステータス（待機中、対応中、対応完了など）のプロパティーを更新する。 特定のステータスになったら、問い合わせたユーザーに対しメールで状態を通知する。 Gmailのアクションでは、通知するメールのタイトルや本文、CcやBccに入れる宛先なども設定可能。タイトルや本文には、先の例であればフォーム入力者の名前やステータスを変更した日付など、データベース内のプロパティーの情報の引用もできる。 また、アクションにはGmailのほか「関数」の設定も可能になる。 Notionの関数を使えば、先の例だと「もしタスクの優先度が高であれば、レビュアーに特定の担当者を割り当てる」などの条件分岐や、「タスクが立った日から、（タスクを進めた際の）オートメーションが実行された日までの日数を計算して、対応までにかかった日を入力する」などの計算処理を設定できる。 関数はやや事前知識の必要な機能だが、1度ワークローを決めて設定してしまえば、作業の効率性が大きく向上する機能になる。