大阪府・吉村知事が定例会見4月1日(全文6)休校は専門家の意見踏まえ判断したい
ほかに危険な場所はあるのか
共同通信:今回、ある程度うっすらと夜のクラスターが見えてきたということで、ほかに同じように、はっきりしたつながりまでは見えていないんだけれども、聞き取り調査の中からうかがえるような危険な場所っていうのはほかにありますでしょうか。 吉村:見えてるのはこれです。例えばよく性風俗店はどうですかとか、ほかの、パチンコ店はどうですかとかっていうのがもちろんネットに出てたりするんですけど、出てればもう言うんですけど、出てないです。なので、出てないものを出たと言うわけにはいかないので、クラスターが見えてるのは、やっぱりここのクラスターが、うっすらですけど、ほぼ確実に、完全に見えてるという状況で、ほかの何か業態で見えてるところはありますかっていうと、ないです。もちろん京産大とか、分かってるクラスターは大阪でも広がってきていますし、あとは海外渡航者は僕は非常に危惧してるんですけど、海外渡航者からの広がりっていうのは確実に増えていますが、この業態でクラスターがどうもありそうだ、増えてそうだっていうのは、ここだけです。 たぶん東京も同じなんじゃないですか。東京の情報というのはうちのあれでもなかなか分からないですけど、たぶんほぼ一緒だと思います。だからこれは共通してるんでしょうね。ここで、いわゆる3密があって広がりやすいという。誰かが感染してれば結構速い速度で広がっていくという、やっぱりそういう状況なんだと思います。
休校は自治体ごとに判断を分けるのか
共同通信:先ほど質問にもあった休校についてなんですけども、当然、国の専門家会議の考えを踏まえてということだと思うんですが、おおむねのスタンスとして、休校解除あるいは休校延長を求める場合に、府下全体としてあらためて求める判断をするのか、それとも、当然まだ感染が出ていない市町村というものもある中で、例えばたくさん出ている大阪市では延長してもらって、出ていないところでは解除とか、そういうような、一律ではなくて府内の自治体ごとにある程度、別個に判断を分けるというような考えっていうのはあるんでしょうか。 吉村:それも僕もちょっといろいろ考えていました。たぶん発想は一緒やと思うんですけど。感染者といえば大阪市がものすごい多いですよ。ただ、そこも含めて今も検討中ですね。ただ、そこの理解っていうのが、なかなかこれは府民の皆さんに、得づらいんじゃないかなとは思います。たぶん一定のエリアだけ休校にして、それ以外は休校を解除っていう、やっぱり根拠、人数が多く発生してるからっていうだけではちょっと難しいんじゃないかなって。 例えば大阪市内で陽性者は多いですけど、じゃあ大阪市内の小学校の子供たちってどういう行動をしてるのっていったら、歩いて行ってるわけですからね。歩いて行って歩いて帰ってくるわけでしょう。なので、それは別にほかのエリアとも変わんないし。じゃあ、かといって例えば陽性者、子供の陽性者が多いかっていったら、さっき言ったとおり2%しかいないわけですから、エリア分けっていうようなのもどうかなっていうふうには思いますけどね。