菊地吉正の【ロレックス通信 No.283】|また購入制限を強化か? 2024年に最も読まれた記事ランキング TOP 10
2024年も残すところ本日を含めて3日となった。今年の連載も最後ということで、この1年間に最も読まれた記事ベスト10を紹介しながら振り返ってみたいと思う。 なお、このランキングはWatch LIFE NEWS読者が対象となっているため、どちらかというと時計に興味がある人たちによるランキングとなっている。Yahooニュースで集計するときっとかなり違う結果となったと思う。 日本のロレックス市場の2024年は元旦から定価改定でスタートした。皮肉にもそれを取り上げた年明け一発目の記事が第1位にランクインという結果だった。いまや定価では買えないため、あまり気にしないと思われたのだが予想外。ちなみに現在もSNS上では金相場の高騰が影響してまたもや2025年元旦からの値上げ話が出ているようだが、日本の場合は加えて年明けからの為替の動きも大いに気になりそうだ。 第2位は「読者が選んだ! 買ってよかったと思うロレックス・ベスト5」。筆者が発行している高級腕時計の専門誌「パワーウオッチ1月号(No.133)」(2023年11月発売)の特集企画で実施した読者アンケート調査に基づいたものである。その顔ぶれを見てなるほどという結果だった。何が1位に入ったのか気になる方は関連記事からぜひチェックを。 そして3位以下は記事後半に記載したとおりである。5位までは関連記事からアクセスできるためぜひチェックしてほしい。 さて、筆者が2024年で最も驚いたのはやはり記事でも第9位に入った日本市場で認定中古プログラムが開始されたことだ。並行輸入品や中古品など古くから2次流通市場が確立されている日本において、実施は難しいのではないかと思っていた。 それが海外よりも2年遅れとはいえこの11月から表参道店でスタートしたのには正直なところかなり驚いた。ただそれはいい意味での驚きで、始まったからにはぜひいまの異常な状況を少しでも是正されることに期待したい。 いまの日本のロレックス市場は異常すぎる。正規店での購入制限が12月16日からさらに強化されたようだが、その中の項目で購入は本人名義のクレジットカード払いでないとダメ(一部現金は可)らしい。おそらくは代理購入防止の一環なのだろうが、つまりはそこまで徹底しないとならないほど状況は深刻だということなのだろう。 その意味でも今後認定中古及びロレックスによる買い取りサービスがどのように機能していくのか、2025年はその動向が注目される。 文◎菊地吉正(編集部)
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