『となりのMr.パーフェクト』一気にシリアス展開に! 両片思いだったスンヒョとソンニュ
ソンニュ(チョン・ソミン)が胃がんの手術を受けていたことが明らかに
スンヒョは、ヒョンジュンの登場と、元カノで陶芸家のテヒ(ソ・ジヘ)の「器は焼き上がるまでわからない」の言葉や、モウム(キム・ジウン)の「片思いは自力で抜け出すものよ」の応援に背中を押され、自分が先延ばしにしてきたソンニュへの告白をついに決心する。 スンヒョは意を決してソンニュに「好きだ」と告白する。ここからスンヒョとソンニュが告白の返事を、コンビニの商品の賞味期限で決める場面があるのだが、早く返事が欲しいスンヒョと、長く考えたいソンニュが選ぶ商品の違いがほほえましい。さらに、スンヒョの告白を聞いたソンニュが、自分のほうが先にスンヒョを好きだったことがモノローグで明かされ、両片思いであることにキュンとさせられる。 ソンニュがスンヒョのことを好きだったのなら、なぜもっと早く両想いにならなかったのだと思いながらも、「この先は大丈夫だろう、時間の問題だ」と思いきやとんでもない展開が訪れる。 料理の道を目指すソンニュだが、両親の知るところとなり大反対されてしまう。ソンニュは、スンヒョの事務所で料理をさせてもらうことになり、スンヒョと、居合わせたヒョンジュンに料理を振る舞う最中に胃痛で倒れてしまう。倒れ込むソンニュを支えようとしたスンヒョの手を払いのけ、ソンニュはヒョンジュンに助けを求める。病院に運ばれたソンニュは、過去に胃がんの手術を受けたことを医師に告げる。 スンヒョとソンニュの幼なじみのふたりが、会えば口論ばかりをする中で、ようやく恋が進むかと思いきや、とんでもないシリアスな展開となった。ソンニュが仕事を辞めたことも、婚約破棄をしたこともソンニュの病が関わっていることは間違いないだろう。ソンニュの様子を見る限り、両親にも、もちろんスンヒョにも伝えていないだろう。このことがスンヒョをどれだけ苦しめるのかと切なくなる。本作は、ロマンティックコメディだが、ソンニュの両親と姉弟との関係や、スンヒョの両親との関係に、夫婦であるヘスク(チャン・ヨンナム)とギョンジョン(イ・スンジュン)のボタンの掛け違いと、シリアスなヒューマンドラマの色がどんどんと濃くなっていく。互いに向き合ってこなかったスンヒョとソンニュのふたりが、大きな障害を前にどんな選択をするのか、ふたりの恋と今後を見守っていきたい。
にこ