自分好みを楽しむ「本格コーヒーメーカー」の奥深さ、美味しさにこだわる人に知ってほしいポイント
デザイン性の高さで定評があるコーヒーメーカーの1つがバルミューダの「BALMUDA The Brew」。ステンレスと艶消し樹脂を組み合わせたモダンなデザインの中に、レトロなオレンジランプを配置した絶妙なバランスが目を惹く。 本モデルのデザインで特徴的なのが、ドリッパー上部が開放されている点。コーヒー抽出中にドリッパー内をしっかり目視できるので、コーヒー豆が膨らむ様子や抽出中の香りの変化まで楽しめる。「抽出する工程」まで楽しむことをデザインしているモデルなのだ。
■コーヒーの何を楽しみたいかで選ぶモデルは変わる 「手間」に関しては、高級コーヒーメーカーは両極化している。豆を挽くことから抽出までを全自動化した「手間なし」マシンがある一方、あえて手間をかけることで「コーヒーを淹れる」という行為を楽しめる趣味性の高いモデルも増えた。 中でも究極の趣味性を追求したモデルといえるのが、ゴートストーリーが発売するスマートコーヒードリッパー「GINA」(以下、GINA smart)だろう。
GINA smartは重量計と一体化したスマートフォン連動式のドリッパーだ。このため、コーヒーメーカーというジャンルで販売されているが、コーヒーの抽出には自分の手でお湯を注ぐ必要がある。 使い方はシンプルで、ドリッパーにコーヒー豆を投入すると台座に内蔵された重量計が最適な湯量を計算。あとは連動したスマートフォンが表示する「残り湯量」と「お湯を入れるタイミング」にあわせてお湯を注ぐだけ。 気に入った味に巡り会えたら、水と粉の比率や蒸らし時間、抽出時間を専用アプリに保存できるほか、世界中のGINAユーザーのレシピを利用することも可能。
ハンドドリップは蒸らし時間を入れると1杯5分近く必要になるため、慌ただしい朝に利用するのには向かないが、自分好みのコーヒーの味をじっくり追求したい人にはとくに向いているだろう。 「コーヒーを美味しく飲む」ことを目的とし、手間を極力減らしたいという人も多い。抽出後のお手入れの手間まで軽減したいならば、カプセル式のコーヒーメーカーも選択肢に入る。 例えば、UCC上島珈琲の「UCC DRIP POD YOUBI」はカップに直接コーヒーを抽出。抽出後はホルダー内のカプセルを捨てるだけと、片付けの手間いらず。