【中日】ドラ1金丸夢斗がプロ入りまで異例のノースロー調整明かす「焦らず、息の長い選手に」
中日からドラフト1位指名を受けた関大・金丸夢斗投手(21=神港橘)が3日、CBCテレビの中日情報番組「サンデードラゴンズ」に生出演した。レジェンドOBの川上憲伸氏(49=野球評論家)と共演したが、マウンドと変わらない強心臓ぶりを発揮。「侍ジャパンに選ばれた大学生には負けたくない」と、楽天1位明大・宗山塁内野手(21=広陵)、ヤクルト1位愛知工大・中村優斗投手(21=諫早農)らへのライバル心も隠さず見せた。 【写真】にっこりピースする関大チアに挟まれ、笑顔で記念撮影に応じる金丸 4球団競合の末に中日が交渉権を獲得した金の卵は、異例のノースロー調整でのプロ入りをにらんだ。 「腰のけがもあったので、完全に治った状態でキャンプを迎えるようにとスカウトの方にも言われた。11、12月までは練習もしなくていいよ、と。焦らずにやっていこうかな、と(考えている)」 今年3月の侍ジャパンに大学生ながら招集され、5月に腰の骨挫傷を発症した。それでも関西学生秋季リーグ最終登板まで72イニング連続自責0でアマを終えた。疲労のたまった腰への負担軽減も考慮したノースロー選択だった。 性格を「マイペース」と明かす左腕は、プロ入り後のスタートダッシュも封印する。「体を休めることを年内はやって。焦ることなく、キャンプでも1発目からめちゃくちゃ厳しくやらず、体と相談しながら。息の長い選手になりたい」。開幕1軍、先発ローテ入りを目標に掲げるが、クレバーぶりを披露した。【伊東大介】