村上頌樹130球の熱投実らず3敗目…8回の続投について斎藤氏「エースということを考えればありだと思う」
◆ 「村上でやられたやもう仕方ない」 阪神が中日に逆転負け。このカード4月13日以来、約1カ月ぶりの敗戦を喫した。阪神先発の村上頌樹は3回、この日2番に入った中日の田中幹也にタイムリーで先制を許したが、その後は要所を締める粘りのピッチングを披露。7回には味方エラーで出塁されるも牽制で刺すなど、ピッチャースキルの高さも見せつけた。しかし1点リードのまま8回もマウンドへ立った村上だったが、無死二塁のピンチから佐藤輝明のエラーもあり無死一・三塁とピンチは拡大。続くカリステに同点タイムリー、細川成也に四球と暗雲立ち込めると、石川昂弥にライト前に落とされこの回決定的な3点を奪われてしまった。 130球の熱投報われず敗戦投手となってしまった村上頌樹に対し、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した斎藤雅樹氏は「本来ならばあそこで代える手もあったかもしれませんけども…」とカリステに同点打を浴びた場面での継投も策としてはあるとしながらも「今日は細川、中田っていうところは合ってなかったんですよ」とここまで看板の2人を抑え込んでいたことに言及。続けて「村上で、しかも同点ですよね。村上はエースということを考えれば、続投っていうのはありだと思うんですよ。やっぱりしっかりケリが付くまでしっかり投げろというとこだと思うんですよね。村上でやられたやもう仕方ないと」とエースと心中する作戦はアリだと説いた。 味方のミスをカバーできずに沈んだ若虎右腕。大エースになるために、この敗戦も糧にしなければならない。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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