安田翔伍調教師

日本ダービー馬ダノンデサイルが「第85回菊花賞」で2冠奪取に臨む。今回は春のライバル＆夏の上がり馬を迎え撃つ立場。5カ月ぶりだが、どんなパフォーマンスを披露するか。送り出す安田翔伍調教師（42）の手応えは―。 ――皐月賞がスタート直前での競走除外。9番人気でのダービーは鮮やかな勝ちっぷりだった 「軽症ではあったが、あの状態で皐月賞に出していたらレースに対する嫌なイメージを植えつけてしまったと思う。ただ、出走をやめたことでダービーに向けての調整は負担が大きかった」 ――今回は5カ月ぶりのぶっつけ参戦 「暑いなかでステップレースを走ることが負担になると思って、このローテーションに決めた」 ――春からの変化は 「体高が伸びて、立派な骨格に見合うだけの筋肉のボリュームが出てきた」 ――1週前はCWコースで6ハロン78秒1、ラスト1ハロン11秒4をマークして1馬身半先着。今週は坂路で4ハロン54秒2、1ハロン13秒1だった 「1週前は（横山典）ジョッキーに乗ってもらって、エキサイトすることもなくいい追い切りができたと思う。調教に関してはいい感触を持っている」 ――坂越え2度、淀の3000メートルへの適性は 「距離には不安は持っていないが、京都はデリケートなコース設定なので、やってみないと分からない。そのあたりへの対応はジョッキーに悩んでもらいます」（夕刊フジ）