お歳暮シーズン、伊勢エビ出荷始まる 鳥羽の老舗海産物店 三重
【鳥羽】お歳暮シーズンを迎え、三重県鳥羽市小浜町の老舗海産物店「珍海堂」で1日、贈答用の伊勢エビの出荷が始まった。鳥羽沿岸部を中心に水揚げされた伊勢エビを、生きたまま全国に届ける。 いけすから、生きのいい伊勢エビを取り出し、計量。木くずと一緒に丁寧に箱詰めして発送する。2、3匹入り(約600グラム、税込1万800円)のセットが人気だという。出荷作業は、28日ごろまで続き、クリスマス前後のピーク時は、1日に約100箱を出荷する。 同店によると、天候不順や近年の海水温上昇などの影響で、今年も水揚げ量は少なめ。仕入れ価格は、例年の1・5倍ほどだという。 水谷友紀専務(45)は「プリプリの甘い身と、濃厚なみそが絶品。年末年始、大勢が集まる食卓で、伊勢エビを囲んで楽しんでほしい」と話していた。