兵庫県警察本部＝神戸市中央区

　交流サイト（ＳＮＳ）を通じて出会った１５歳の少女を買春したとして、兵庫県警は２５日、阪神地域の警察署で刑事部門に勤務する男性巡査部長（５７）を停職６カ月の懲戒処分とした。「若い女の子に興味があった」などと話しているといい、同日付で依願退職した。 【写真】「もう時代が許さない」尼崎・売春街解体の舞台裏 　県警によると、巡査部長は今年６月～８月、大阪市内のホテルで、少女が１８歳未満だと知りながら、３回にわたってみだらな行為をしたとされる。 　巡査部長は、ＳＮＳを通じて少女と出会い、１回当たり３万～５万円を手渡していたという。大阪府警が補導活動をきっかけに把握し、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検。県警の調べに、巡査部長は「２０２２年以降、少女を含め８人を買春した。１８歳未満も４人いた」などと話しているという。 　県警はまた、一般女性に抱きつくなどのわいせつな行為をした西播地域の警察署で刑事部門に勤務する男性警部補（６１）を停職６カ月とする処分も発表。警部補は「女性が、自分に気があると思い込んでいた」などと話し、依願退職の意向を示しているという。