霧島市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ 江藤農林水産大臣「怪しいと思ったら通報を」
鹿児島テレビ
鹿児島県は1月7日、霧島市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例について、遺伝子検査で陽性と確認したと発表しました。 全国では、今シーズンは7日までに14道県で21事例発生していて、江藤農林水産大臣は閣議後の会見で、発生が続けば卵や鶏肉の価格が高騰する可能性があるとして「怪しいと思ったら通報してほしい」と話しました。 高病原性鳥インフルエンザが発生したのは、霧島市福山町にある食肉用ニワトリの養鶏場です。6日午後、姶良家畜保健衛生所に「死ぬニワトリが増えている」と通報があり、県が遺伝子検査をしたところ7日、高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認され、約12万羽の殺処分を始めました。 また、発生農場の半径3キロから10キロ圏内では、ニワトリや卵の移動を制限しています。 農林水産省によりますと、2024年10月からの今シーズンは、7日までに14道県で21事例発生し、約330万羽が殺処分の対象になっていて、1月は鹿児島、岩手、愛知で発生が確認されています。 江藤農林水産大臣は今後も発生が続けば、卵や鶏肉の価格が高騰する可能性があるとして、「たとえ間違ってもよいので怪しいと思ったら通報してほしい」と話しました。 江藤農林水産相 「たとえ間違っていてもいいので、検査をしてもらって陰性だったら、いいことであってほめられるべきなので、怪しいなとちょっとでも思ったら、まずは早期に通報してもらいたい。それが自分の農場を守ることにもなる」
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