旅客機着陸失敗179人死亡 “ブラックボックス”分析へ
All Nippon NewsNetwork(ANN)
韓国で29日に起きた旅客機事故では179人の死亡が確認されました。今後は原因究明に向けた動きが本格化します。事故現場から報告です。 (河村聡記者報告) 原因究明の焦点は、1つは空港側の原因、もう1つは機体側の原因です。 空港側では、今回主な原因とされているバードストライクについて、鳥の多い地域で過去にリスクも指摘されていたなか十分な対策が取られていたか、また、旅客機がぶつかったコンクリート壁も被害を拡大させたとの指摘も出ていて、空港の構造自体も検証されることとなります。 一方、機体側の調査のカギを握るブラックボックスは30日午前、分析施設に送られました。 今後の分析によって、着陸当時に機体がどういった状況に置かれていたかが分かってくる見通しです。 ただ、事故の衝撃でブラックボックスが一部損傷していて、深刻な場合には分析に数年かかると韓国メディアは伝えています。 韓国の飛行機事故としては最悪の犠牲者数となった今回の事故。原因究明と再発防止が急がれます。
テレビ朝日