うちの母は、ヨレヨレの「ヒートテック」を5年ほど着用しています。「あと2年は着られる」と言っていますが、保温性に問題はないのでしょうか?
「同じヒートテックを長年愛用しているけれど、保温効果はあるのか」と疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。ヒートテックの耐久性は高いといわれていますが、長く使用すると素材の劣化により、保温効果が低下する傾向にあります。 この記事では、ヒートテックを買い替えるタイミングと、保温効果を長く保つ方法をご紹介します。保温効果が失われる理由も詳しく解説しますので、冬を暖かく過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
ヒートテックの買い替えは3年が目安
株式会社ユニクロが、公式SNSで発信した情報によると、ヒートテックを買い替えるタイミングは「3シーズンが目安」とのことです。理由は、生地が劣化するとヒートテックのストレッチ性が低下して、体に密着しなくなるためです。 生地が体に密着しないため保温機能が低下し、以前よりも暖かさを感じにくくなります。保温機能が保たれるのは、3シーズンが目安とされているため、3年で買い替えると満足のいく効果を得やすいでしょう。 ただし、使用頻度や保管状況によって効果の持続に差があるため、あくまでも目安として参考にしてください。
ヒートテックが多機能な理由
ヒートテックには、保温効果だけでなく、吸湿発熱や抗菌防臭などの効果もあるといわれています。快適性をもたらす目的で、以下の繊維を使用しているためです。 ・レーヨン ・アクリル ・ポリエステル ・ポリウレタン レーヨンは、体から蒸発する水分を吸収して発熱する働きをしており、アクリルは保温効果を備えています。また、ポリエステルには汗を吸収して乾かす効果があり、ポリウレタンは優れたストレッチ性を持っています。 これらの効果を持つ繊維を組み合わせることで、多機能な素材であるヒートテックが誕生しました。
ヒートテック素材の耐久性は?
ヒートテックは、さまざまな検証を経てから発売されるため、耐久性が高いといわれています。ヒートテックに使われている繊維のうち、ポリエステルやアクリルは、強度が強い素材です。一方、レーヨンやポリウレタンは紫外線や保管状況の影響により、劣化しやすい傾向にあります。 ヒートテックのストレッチ性が低下する原因としては、長期間の保存や使用状況により、ポリウレタンの弾力性が低減することがあげられます。ヒートテックを長持ちさせたい場合は、取り扱いに気をつけましょう。
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