年末年始の羽田空港は混雑 ANAの予約好調、ハワイ路線は過去最多
年末年始を迎えた28日、羽田空港(東京都大田区)は航空便を利用する多くの人たちで混雑した。 【写真】ごった返す羽田空港の出発ロビー 全日空(ANA)では今月27日~来年1月5日の国内線の予約数は前年度より2割近く増え、北海道や沖縄へ向かう便が好調。国際線の予約数も前年度より2割近く増えており、ハワイ路線では予約数が2万3607人となり過去最多を記録したという(いずれも今月27日時点)。 羽田空港の国際線ターミナルではスーツケースを持つ人が搭乗手続きに列をなした。米国人の伯父の実家を初めて家族で訪れることにしたという宇都宮市の斉藤七海さん(11)は「親戚に会うのと本場のハンバーガーを食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。 同じく米国へ向かう札幌市中央区の会社員、高橋郁音さん(31)は、夫とナイアガラの滝やデトロイト美術館を訪れる予定で、「デトロイトピザも食べてみたい」と話していた。 昨年度は新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に移行してから初めて迎える正月だったが、今回は最大9連休も可能で遠方へ出かける人も多いとみられる。 社会人になって初めての年末年始が9連休だという埼玉県川口市の会社員、福田花音さん(23)は、友人の横浜市栄区、会社員、山中結さん(24)とパリへ。「凱旋門のカウントダウンイベントに行きたい」「世界史が好きだったのでルーブル美術館へ行く」と口々に話していた。【御園生枝里、巽賢司】