「低山」登山ブーム到来 中高年層中心に大人気 山頂から思わぬ眺望の穴場発見
■低山の魅力 富士の絶景追い続ける思い
そして、登山開始から2時間30分。 渡邉さん 「よし、山頂に着いたよ」 疲労の後にやってくる達成感。そして、癒しは眺望だ。大山の山頂からは、伊勢原、相模湾。空気が澄んでいれば、江の島や三浦半島まで見渡せるという。 さらに、渡邉さんの一推しポイントが…。 渡邉さん 「本当はここ、ここが超穴場的スポットです」 なんと、富士山が見えるというのだが…。 渡邉さん 「ガスってるねぇ…」 残念、この日は富士山を見ることは出来なかった。しかし…。 渡邉さん 「先週、撮った富士山をお見せしましょう」 なんと渡邉さんは10日前、1人で大山に来ていたという。 登山者 「ああ、いいですねぇ」 「すごいじゃない」 「すごい」 「きれい」 「これはすごいね」 登山客も驚いた富士山がこれだ。 午前3時から山に登り、山頂で日の出を待ち撮影した1枚。朝焼けに染まる富士山が雲海から顔をのぞかせている。 実は、渡邉さんは低山から見える富士山を撮影する写真家でもあるのだ。 千葉県にある標高329メートルの鋸山から撮影した写真。東京湾を挟み、三浦半島を従えた富士山はまさに絶景。 渡邉さん 「私にとって富士山とは、恋人ですね。一言で言うと。大好き、大好きでたまらない。どの角度から見ても同じ富士山はない。そういう恋人を、(低山から)ずっと追い続けています」 低山の楽しみ方は、人それぞれ。登山客に聞いてみると…。 登山者(80代) 「(Q.山に登って、良かったこと苦しかったことはありますか?)苦しくてもさ、忘れちゃうね。また行こうと思っちゃうね。好きだから」 登山者 「(下山後に)温泉とビールが飲めるところ、高尾山もそうなんですけど。それが魅力かな」 低山登山は、日帰りが基本。午前中に山登りをして、午後には麓で温泉につかる。そんな気軽さも魅力だ。 そして、低山ならではの最大の特徴について、渡邉さんは次のように話した。 渡邉さん 「人の営みが感じられるのが一番の魅力だと思います。低山であるからこそ、下界がみえるんです。あそこに住んでる人はどう言う人なんだろうか、あの公園にいるご家族はどんな家族なんだろうかとか、想像がふくらんで楽しくて仕方ない。だから、こうやって、ずっと景色を見ているだけで飽きない。そういうことが大きな魅力なのではないですかね」 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月20日放送分より)
テレビ朝日