「アジアカップの後、パフォーマンスが急激に低下した」

ポジションを争うキム・ミンジェ（左）と伊藤（右）。(C)Getty Images

　バイエルンに所属する日韓DFの明暗を嘆いている。 　韓国メディア『スポータルコリア』は７月20日、「キム・ミンジェへ独メディアの冷たい評価が続いた。日本のイトウは『インターナショナルクラス』、キムはリストから除外」と見出しを打った記事を掲載。「キム・ミンジェに向けたドイツメディアの酷評が絶えない」と報じた。 【画像】ドイツメディアによるバイエルンのスタメン予想 　同メディアは、ドイツの大手紙『Bild』が、ワールドクラス、インターナショナルクラス、ナショナルクラスの３カテゴリーで、ブンデスリーガのCBの格付けを発表したと紹介。こう伝えている。 「驚くべきことに、同メディアはキム・ミンジェに何の評価も与えなかった。一方、バイエルンで同じ釜の飯を食べることになったヒロキ・イトウ（伊藤洋輝）はインターナショナルクラスで３位の評価を受け、昨シーズン後半にキム・ミンジェに代わってスタメンに入ったエリック・ダイアーとマタイス・デ・リフトはそれぞれナショナルクラスで８位と９位にランクアップした」 　記事は、キム・ミンジェのランク外の理由は「アジアカップの後、パフォーマンスが急激に低下した。レアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ準決勝第１レグで２失点の原因となったのが、その最たる例だと（Bild紙が）指摘した」とし、こう悲嘆した。 「わずか１年で信じられないような立場の変化だ。ナポリで『怪物DF』に生まれ変わったキム・ミンジェは、チームをセリエA優勝に導いただけでなく、リーグ最優秀DFに選ばれてバイエルンのユニホームを着た。バロンドールの投票でもDFの１位（全体22位）を獲得した」 　キム・ミンジェは新シーズンに、すっかり下落した評価を取り戻せるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部