昨季J1王者・神戸、PK戦でJ3富山に敗れる 大迫、武藤ら主力不在響いた…ルヴァン杯3回戦
◆ルヴァン杯1次ラウンド3回戦 富山 1―1(PK5―4) 神戸(22日・富山県総合運動公園陸上競技場) 昨季J1王者の神戸はPK戦の末、J3富山に敗れ敗退。FW大迫勇也、FW武藤嘉紀、MF山口蛍、DF酒井高徳の元日本代表メンバーや正守護神の日本代表GK前川黛也はそろってメンバー外となるなか、主力不在が響いた。 試合は前半19分、元日本代表MF井手口陽介のパスに抜け出したMF飯野七聖がマイナス方向にクロス。走り込んだMF井出遥也が右足で合わせてネットを揺らした。先制点で波に乗るかと思われたチームはなかなか追加点を奪えずにいると、後半25分にオウンゴールから同点弾を許した。直後にリーグ戦チーム最多得点のFW宮代大聖を投入したが流れを変えることはできず、合計30分間の延長戦でも1点は遠かった。 PK戦では1番手・宮代のシュートはゴールバーに当たり、痛恨の失敗。富山の選手は5人全員が成功させると、格上相手の金星に選手・スタッフは喜びを爆発させた。富山・小田切道治監督は「立ち上がりから臆することなく、攻守にチャレンジした選手たちは本当に素晴らしかった」と感無量の表情を浮かべた。
報知新聞社