ヤクルト・村上宗隆が4試合ぶりに「4番・三塁」で先発出場も…打線がつながらず2連敗
(セ・リーグ、中日2―0ヤクルト、5回戦、2勝2敗1分、17日、バンテリンD)主砲が〝定位置〟に戻ってきた。ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が、12日のDeNA戦(横浜)以来、4試合ぶりに「4番・三塁」で先発出場。三回1死の第2打席に右前打を放った。 【写真】試合前に村上宗隆らヤクルトナインに挨拶するDeNA・度会隆輝 シーズン開幕前、4番打者の覚悟についてこう口にしていた。 「去年は打てずにチームも5位という成績。もちろん中軸を打っている中で、すごくチームの勝敗に関わる打順だと思います。一昨年とか、その前は僕が打って優勝できているので、それはつながってくるのかなと思いますし、勝てるように頑張りたい」 なかなか思うような結果が出なかった。今季初アーチをかけたのは、2番に座って2試合目となった14日のDeNA戦(横浜)。実に開幕から54打席目で待望の一発だった。 幾多の苦難を味わい、真正面から乗り越えようと努力を重ねてきた。2022年に史上最年少で三冠王を達成し、日本選手最多となるシーズン56本塁打を放った。周りからの期待は必然と大きくなり、見られる目も厳しくなる。それでも、己を見失わず、自分自身と向き合い続けてきた。 「目標を達成することだけですね。相手がいることなので、どうなるかはわからないですけど、掲げた目標に対してどうやっていくかを考えながらやることが大切なのかなと思う」 目標は自身2度目の三冠王達成。シーズンはまだ始まったばかり。勝利を呼ぶ一発を、みんなが待っている。 村上は右前打のほか四球で2度出塁も、打線が決定打を欠いてゼロ行進が続く。2連敗で借金は4(5勝9敗1分け)に膨らんだ。