元プロ野球選手・青木高広さん「思いやりは自分に返ってくる」 岐阜市の母校で教室
岐阜市出身で、プロ野球の巨人や広島で投手として活躍した青木高広さん(43)が29日、母校の木田小学校(同市木田)を訪れ、野球教室を開いた。地元の小中学生43人に、野球の楽しさや、プレー中の思いやりの大切さを伝えた。 青木さんは木田スポーツ少年団OBで、県岐阜商業高校、愛知大、日産自動車を経て、2007年に広島に入団、13年から巨人でプレーした。昨年まで巨人の2軍投手コーチを務め、今年からスカウトとして活躍している。教室はプロ入り時から続けており、16回目。 青木さんは、基本のキャッチボールやゴロのさばき方を教えながら、「いい球がいったら『ナイスボール』と声をかけてあげて。思いやりは大事で、言ってあげると自分にも返ってくる」と語りかけた。青木さんと参加者が対戦する場面もあり、ヒット性の当たりが出ると、歓声が上がった。 木田小5年の河口心汰朗さん(11)は「ノックで教えてもらったことを試合でも生かしたい」と笑顔を見せた。 (稲葉亮)
岐阜新聞社