国内最大級のコンテストで優勝 出雲市の人気洋菓子店 快挙の裏にあった“師弟の絆”とは?
2024年10月に行われた国内最大級の洋菓子コンテストで、島根県出雲市の店が快挙を成し遂げました。 所属するパティシエ1人が入賞、そして、もう1人はなんと日本一に輝いたというのです。 2人の指導にあたったオーナーシェフも過去この大会を連覇した超凄腕。 快挙の裏側にあったのは、夢を追いかける熱意と師弟の強い絆でした。 【写真を見る】国内最大級のコンテストで優勝 出雲市の人気洋菓子店 快挙の裏にあった“師弟の絆”とは? 出雲市にある洋菓子店「GrandChainon(グランシェノン)」。 2022年にオープンした人気店ですが、普通の洋菓子店とはちょっと違います。 お店の半分にはきらびやかな洋菓子が並びますが、もう半分に並ぶのは色とりどりの花。 パティシエの弟・福間将司さん、そしてフローリストの兄・大祐さんの兄弟2人で営む「スイーツ」と「花」が一緒になった専門店なんです。 そんなグランシェノンですが、2024年秋、ある快挙を成し遂げたといいます。 グランシェノン 福間将司オーナーシェフ 「出品数が1600くらい、来場者数も2万人くらいある国内最大級の大会で、うちの副料理長にあたる赤堀長行がギフト菓子部門で優勝して日本一になりました。また、生菓子部門を担当している堀井が銅賞を受賞しました。」 「ジャパンケーキショー」という国内最大級の洋菓子コンテストで、なんと2人のパティシエが入賞するという快挙を成し遂げたのです。 堀井勉さんは、難易度が高いチョコレートの部門で繊細な技術と革新性が評価され、銅賞を受賞しました。 グランシェノン 堀井勉さん 「日本の秋をテーマにした作品を作りました。一目見た瞬間に何をコンセプトに作っているか分かるように意識しましたし、自分の出したい味が出るように香りも感じるように作りました」 そして、赤堀長行さんは贈り物としての特別感が注視されるギフト菓子部門で、味だけでなく見た目も細部までこだわりぬき、見事優勝を勝ち取りました。 グランシェノン 赤堀長行さん 「出身が長野県なので食材は長野県のものを使おうと思い、名産のりんごとくるみを使いました。フランスの伝統料理のアンクルート、パイ包みの形で手間をかけて見栄えも良くしました。」