「三塁コーチもやると思う」 前中日の大西崇之氏、ソフトバンクのコーチ就任 日本シリーズをスタンド観戦「来年はここで自分も」
ソフトバンクの大西崇之外野守備走塁兼作戦コーチ(53)が8日、みずほペイペイドームで新任コーチ会見に臨んだ。 ■総勢36人の来季コーチングスタッフ【一覧】 大西コーチは2022年から中日で1軍外野守備走塁コーチを務めていたが、今季限りで退団した。「小久保監督から『一緒にやってくれないか』という形で言っていただき、僕自身中日ドラゴンズで(3年連続最下位と)非常に悔しいシーズンを送ってきた。その中でこれだけ強いチームに声をかけていただいた。最初はちょっといいのかなという気持ちもあったけど、もう一回心に火を付けてやろうという気持ち」と入団への経緯を明かした。 同学年の小久保監督とは巨人時代にともに戦っており、侍ジャパンでもコーチとして支えた。「(一緒にやるのは)侍の時以来。今のところは三塁コーチもやると思うので、すごく責任の大きいところ。今まで自分がやってきた経験をしっかりホークスで生かせるように頑張りたい」と力を込めた。 既にソフトバンク入りに備え、日本シリーズも視察に訪れていたという。「3戦目、福岡の時に僕は時間があったので、弾丸で実はスタンドで見ていました」と明かした。10月29日の第3戦をスタンドで観戦。「日本シリーズの雰囲気をね。来年はここで自分も日本一に向かわなければいけない。ビールは飲んでいないですけどね。スタンドから実際に見たときにすごい雰囲気でね。自分は勝負の世界にいさせてもらっているとあらため感じました」と話した。 9日からは早速、筑後での野手の秋季キャンプに足を運ぶ。「ホークスの場合は球界を代表する選手がたくさんいる。その中で若い選手が食い込んでいくのはパワーがいると思う。足や守備、チームの中では必要な戦力があるので、そこを伸ばしてあげられるように」と語った。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社